カメラ初心者にフルサイズ一眼レフは必要か【必要ないです】

写真

こんばんは、管理人です。

最近カメラを始めた、もしくはカメラを趣味として始めようと思って調べ物をしているあなた
調べているとフルサイズやAPS-Cというカメラの規格があり、フルサイズのほうががスペックがいいと知り

どうせならスペックがいいものを買いたいけど初心者にフルサイズは必要なのかな…

なんて思っていませんか?
結論として、管理人の考えを述べさせていただきます。

フルサイズでなくてもよいです。

もちろんすべての人に当てはまるわけではないのでこの記事を読んで、フルサイズでなくてもいい理由を知り、自身のカメラを購入する際の判断材料にしてください。
そしていきなり説得力がなくなることを言うと管理人はフルサイズミラーレス一眼カメラを使用しています。

なぜなら管理人はフルサイズ=良いものという考えで購入してフルサイズでなくてもいいなと感じた人間の1人だからです。
ですが個人的には買い替えて戻すほどではなかったので使用を続けています。

この記事を読むと次のことがわかります。

  • フルサイズでなくていい3つの理由
  • フルサイズを買ったほうが良い人
  • フルサイズではないおすすめのカメラ

どんなカメラを買おうか迷っている場合は安い買い物ではないので後悔の無い選択をするため記事を最後まで読んで判断してくださいね。

フルサイズ・APS-Cとは?

カメラについて調べているとよくフルサイズ・APS-Cと目にしますよね。
もしかしたらそこに記載されていたりもう調べたりしたかもしれませんが、簡単に説明だけしておきますね。

フルサイズやAPS-Cというのはカメラの部品の規格のことを指しています。

その部品とは【イメージセンサー】と呼ばれるものです。
デジタルカメラは外の光を取り込み、それをデジタル化することで画像として表示することができています。
この光を取り込む部品がイメージセンサーです。

大きければ大きいほど多くの情報を取り込めたり細かい表現が可能になります(厳密には画素数などもかかわってくるので一概に言い切れませんが)

そのイメージセンサーのサイズで一般に普及されている物の最大サイズがフルサイズです。
フルサイズより一回り小さいのがAPS-Cです。
※フルサイズの上やAPS-Cの下もあったりするのですがここでは割愛します。

そのため、写りに関するとこだけで言えばフルサイズが優れていると言えますね。

フルサイズを選ばなくてもいい3つの理由

ここで本題のフルサイズを選ばなくてもいいと考える3つの理由を紹介していきます。

理由をみて「は?」と思ったかもしれません。
性能がいいのにいい写真が撮れないってなんだよって思いましたね?

ですが管理人の体験談としてそう感じたこと、そうは言いつつも一概に言い切ることはできないこと。
ありますので下で具体的に書いていこうかと思います。

カメラの性能が良くなったからといっていい写真が撮れるとは限らない

フルサイズのカメラはAPS-Cに比べてスペックが高いですが、スペックが高ければいい写真が撮れるとは限りません。

なぜなら人によっていい写真の定義が違うからです。
例として画質が良く綺麗な写真がいい写真だと定義すると、カメラの性能が良くなった場合いい写真が撮れます。

ですが、現代はスマホのカメラの性能も上がってきて十分綺麗な写真を撮ることができます。
そんな中写真を撮ることに特化した【カメラ】という趣味に興味を持つということは、ただ綺麗な写真で満足するとは思えません。
なぜならただ綺麗な写真であればポケットに入るサイズの便利なカメラを持っているのですから。

つまりいい写真を撮るために必要なのはスペックではないということです
念のため書いておきますが、スペックがいらないといっているわけではありません

スペックよりも優先すべきことがあるといいたいのです。

冒頭でも書いたとおり管理人もスペックが高いほうがいいと思って購入して、フルサイズカメラにする必要はなかったなと感じた1人です。

なぜそう感じたかというと上で書いたことそのままになるのですが、いい写真が撮れなかったのです。
もっと具体的に言うとAPS-C機を使っていた時と比べて大して撮れる写真に変化はありませんでした。

画素数が上がり画質が良くなり、夜の撮影に強いカメラを使ったところで【いい写真】が撮れなかったのです。

そこで気づいたのです。
いい写真を撮るにはスペックではなく経験とセンスなんだなと。

もし今自分がフルサイズを買うか迷っている時期に戻ったならいいレンズを買うでしょう。

以上のことからフルサイズにしたほうが良いのだろうかと迷うくらいならフルサイズのカメラはいらないと言えます。

コストが高い

どんなものでも高品質なものは高品質な素材が必要なため製造費が高くつきます。
製造費が高いということは必然的に販売価格も高くなります。

例に漏れずカメラも基本的にスペックの高いもののほうが販売価格は高いです。

そのためAPS-Cに比べてフルサイズカメラは高いです。
もちろん物によって変わってきますが、1.5倍~2倍以上の値段差があります。

カメラという趣味はカメラ本体を買うだけでは成立しません。
レンズを別で買う必要がありますし、フルサイズ用のレンズももちろんAPS-Cのものに比べ高いです

APS-Cを買うとあなたの予算を5割消費するとします。
残りの5割で良いレンズを買うことができますね。
そこで本体をフルサイズに変更するとあなたの予算の7割を消費してしまいます。
レンズに回すことができる予算が少なくなるうえにフルサイズ用のレンズなので値段も高いとなると満足にレンズを選べなくなります。

人によって意見は変わる可能性がありますが、写真の表現で大部分を占めているのがレンズだと考えています。
管理人の考えとしては多少古い本体を使ってでもいいレンズを使った方が写真を楽しむことができますし、いい写真を撮ることができると思っています。

そのため、わざわざ決められた予算の消費量を増やしてまでフルサイズを選ぶ必要はないということです。

重たい

フルサイズのカメラはAPS-Cのカメラに比べ重たいです。

フルサイズというのはAPS-Cにくらべセンサーサイズが大きくなっていると説明したのですが、センサーサイズのみの差というわけではありません。
上位モデルとしてセンサーサイズ以外の部分も性能が良くなります。

性能を良くするということは基本的には下位の物に比べ部品が大きくなります。
大きくなるということは重量も増します。

そのため、APS-Cのカメラに比べてフルサイズは重たいです。

カメラをするうえで重さはとても重要なポイントです。

カメラで写真を撮りに行くときは大体長い時間かけることが多いです。
人によっては30分1時間でさっと撮って終わりという方もいるかもしれませんが基本的には撮影の対象が決まっていてどのような写真にしたいのかが決まっていないと難しいかと思います。

そんな長い時間持ち運び、構えシャッターを切るを繰り返すとなると重さがとても重要なポイントになるということはご理解いただけるでしょう。

そのため、本当にフルサイズのスペックが必要でない限りフルサイズを選ぶ必要がないということなのです。

逆にフルサイズを買ったほうがいい人ってどんな人?

ここまでフルサイズを選ぶ必要はないのではないか?ということについて話してきましたが、逆にこんな人はフルサイズを選んでおいたほうが良いよという人について解説していきます。

次のような人はフルサイズを購入してみてもいいかもしれません。

具体的に理由を添えて書いていきますね。

本気でカメラに取り組みたい人

本気でカメラを使ってお金を稼ごう、影響力のある立場まで上がろうと考えている方は逆に絶対フルサイズカメラにしておくべきです。

理由はいくつかあるのですが、1番大きいのは性能がいいものを使った方が自分の撮影技術に専念できるからです。

例えば夜の撮影でスペックの低い(ここでは夜撮影に弱いカメラとします)カメラを使っていると夜撮影するうえでいかにきれいに撮影するかということも頭に置いたうえで撮影しなければなりません。
ところがスペックのいいカメラを使うことで自分でカバーしなければいけなかった夜に綺麗に撮影するという部分をカメラがやってくれます。
ということはその分ほかのことに頭を使えるということです。
※ここではあくまで夜撮影は例として挙げているだけで夜撮影に限ったことではありません。

もちろん夜撮影に弱いカメラで夜きれいに撮影する方法というのは知っていたほうが良いことですが、自分が高スペックのカメラを持っていればそのカメラを使って撮影すればいいだけなのでわざわざ低スペックのカメラで撮った場合を想定に入れておく必要がありません。

カメラに任せられるところは任せたうえで自分にしかできないところを磨いていく方がトータルの成長度も早いと考えられます。

次に画質ですね。
高画質のカメラとなると必然的にフルサイズのカメラになってきます。
なぜなら画素数がいくら多くてもセンサーサイズが小さいと画素数の多さが生かしきれないからです。
※詳しくはここでは割愛します。

仕事で使うとなれば写真のクオリティを担保しなければいけなくなりますので上記理由からフルサイズを選んだほうがいいということです。

先にAPS-Cを購入してのちにフルサイズに乗り換えでもいいとは思いますが、初めから本気でやるつもりならロスの無いよう初めからフルサイズがいいと思います。

使い方に関係なく最上級のものが欲しいという人

何か物を購入するときとりあえず一番いいものを買うという方はフルサイズを購入するといいと思います。

なぜなら、この記事で初心者にフルサイズは必要ないですよとお伝えしている理由が、高スペックがいいなと思って購入したものの実際別にいらなかったなという状況を防ぐためなのです。

そのため、普段からたとえオーバースペックでもいいものを購入する人はこんなにスペックいらなかったと後悔することがないからです。
むしろ最初にフルサイズを買わなかった結果不満が出てきた時の感情のほうがマイナスに働くと思います。

結果、使い方に関係なく最上級のものが欲しいという人はフルサイズを買ったほうがいいと言えます。

カメラを触っていて自分の欲しいスペックがフルサイズカメラのスペックの人

このパターンは言うまでもないですし、そう感じた人は迷わず購入しているでしょう。

元々カメラを触っていて「次このくらいのスペックはないとな~」なんて思っている、もしくはある程度カメラの知識を付けてこのくらいのスペックを持ちたいと考えてその結果当てはまるカメラがフルサイズだった場合ですね。

誰に何を言われるまでもなく買うとは思いますが、そういった人もフルサイズを購入したほうが良いと言えますね。

フルサイズがいらないならどんなカメラがおすすめ?

フルサイズでなくていいならどんなカメラがおすすめかについてですが、新しいものを選んでおけば基本的には問題なくて新しいものの中でどんなカメラがいいかは本人の好みによります。

メーカーが好きだとか形が気にいったとか人によって気にいるポイントが違うので自分好みのを選ぶとよいです。

「そういった好みがないから聞いてるんだよ」という声も聞こえてきそうなので特に好みがない方におすすめできるカメラは軽いカメラです。
以下の記事でカメラを購入する際失敗しない選び方を紹介しています。

なぜこんなにざっくりなおすすめをしているかを説明します。

おそらくスペックにこだわりを持っている人は自分が欲しいスペックを調べ、カメラ選びであまり迷っていません。
迷っているとしても具体的にこのカメラとこのカメラで悩んでいるという状態にあるはずです。
なぜなら欲しいスペックが明確になっているからです。

ではそうでない方向けになぜこれだ!とおすすめできないかというと次のような理由があります。

どのメーカーも他社に負けないようコスパよく作ろうと努力しています。
なぜなら他社に自社商品より安く高品質なものを出されると自社商品が売れなくなるからです。

そのため、似たような価格帯であればスペックなどに大きな差は出ません。
よって、自分好みの物を選ぶという選択方法になるのです。

まとめ

フルサイズやAPS-Cというのは、カメラの部品(イメージセンサー)のサイズのことで大きいほうが多くの情報を取り込むことができるので細かい表現が可能になります。

上記のような表現力でメリットがある代わりに、高価で重たいというデメリットがあります。
そのうえ細かい表現ができる=いい写真が撮れると勘違いして想像とのギャップで不満に思ってしまう可能性もあります。

フルサイズが本当にいらないということが言いたいのではなく自分の必要な範囲のものを効率よく身に着けることが大事だということです。
フルサイズの描画性能を求めている人にとっては紹介したデメリットなど気にならないほどの武器となるでしょう

そのため、フルサイズまではいらないと判断できた人には新しく軽い本体を選ぶことをおすすめします。
さらに言うなら本体よりレンズに予算を回すといいと思います。

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。