こんばんは、管理人です。
どんなカメラを買おうか迷っているときに、よく【ズームレンズキット】というのを見かけませんか?
カメラやレンズについてまだあまり詳しくない時期に本体とレンズがセットになった、ましてやズームできるレンズがセットになった商品を見ると
「このカメラ初心者におすすめって見たしレンズもセットになっているならこれを買おうかな」
そう思ってしまうかもしれません。
ですがちょっと待ってください!
管理人は初心者の方にこそズームレンズをおすすめしません。
正しくはズームレンズキットをおすすめしません。
この記事ではなぜ初心者の方にズームレンズキットをおすすめしないかを解説しています。
購入ボタンを押す前に3つのおすすめしない理由に目を通してください!
ズームレンズキットはやめておいた方が無難
ズームレンズキットを買うのはやめておきましょう。
そんなことを言うとメーカーの人や一部の人に怒られてしまうかもしれません。
ですがあえて声を大にして言います。
ズームレンズキットはやめておきましょう!!
なぜならせっかくカメラに興味をもって、始めるためにカメラを選んでいるのに選ぶものが良くなかったがゆえに楽しさに気づく前に辞めてしまう可能性があるからです。
もちろんどんなものを選んでも続けられる人はたくさんいるでしょう。
ですが、避けれられるリスクなら避けたほうが良いと思っています。
この説明じゃ抽象的すぎると思うので次で具体的な説明をしていきます。
ズームレンズキットをおすすめしない3つの理由
以上3つの理由があるのですが7割は1番目に詰まっています。
1つずつ解説していきます。
セットレンズはF値が可変で最低値が低い
ズームレンズキットで本体とセットになっているレンズはだいたいF値が3.5-6.3などズームの倍率を上げていくほど高くなっていくレンズです。
それに一番下のF値でも3.5くらいのものが多いです。
決してこのレンズがだめだとか悪いというわけではございません!
ですが初心者の方が【一眼レフで撮った写真】だと感じやすいのはF値が低いレンズで撮った写真です。
なぜならF値が低いほどボケやすくなっていて、ボケている写真のほうが一眼レフで撮った写真感が出ます。
そのためズームレンズキットのレンズはF値が高いので、F値が低いレンズに比べて楽しさを感じるまでのハードルが高くなってしまいます。
撮ってみたはいいけど「スマホで撮った写真で変わらない…」となりかねません。
最近はスマホもきれいになりよくボケたりするようになってきているのでスマホのほうが良いと思ってしまうなんてことも…
カメラを趣味として続けているとF値が高い状態でもボケさせる撮り方やボケさせなくても良い写真だと思えるような【構図】に意識を向けるようになってきますが、始めたての頃にそんなことを気にしなくても写真を撮って「おお!すごい良い写真!」「楽しい!」と感じてもらいやすいのがF値の低いレンズです。
ちなみにズームレンズでも倍率を上げてもF値が変わらないものもあります。
例えば【70-200mm F2.8】のように焦点距離が70から200まで変えられるけどF値は2.8固定というものです。
ただこういうF値固定の【F値通し】と言われるレンズは値段が高くなっています。
本体とズームレンズキットの値段差に少し足せば単焦点レンズが買える
本体のみの値段とズームレンズキットの値段差は商品にもよりますが1~5万円くらいです。
3~5万円くらいあれば35mmか50mm単焦点F1.8くらいは買えます。
F値が1.8くらいであれば適当に撮っても背景がボケますので最初は撮っているだけで楽しいと思います。
なのでズームレンズキットでいきなりハードルが高いところを行くより、欲しい本体に合うレンズを探したりは少し面倒かもしれませんが本体のみと35mmか50mmくらいの単焦点レンズを購入することをおすすめします。
今ではいっぱい情報があるので自分が購入を検討しているメーカー名と焦点距離とF値を検索欄に入れて検索すれば出てくるのでぜひ検索してみてください。
例→【SONY 35mm F1.8】
初めからズームレンズに慣れるのはよくない
ズームレンズは便利ですが、ズームレンズに慣れることによって悪影響がでることがあります。
ぶっちゃけ趣味なのでそこまで気にすることはないですし好きなように楽しむのが一番です。
「ふーん、そういう意見もあるんだ」くらいで読んでいただけるとありがたいです。
ズームレンズはその名の通りズームすることで画角を同じ位置から変えることができます。
そのため、その場から動く習慣がつかなくなります。
単焦点レンズでは被写体をもう少し大きく写したいと思った際は自分の足を動かして近づかなければいけません。
ズームレンズはズームのリングをくるっと回すだけでよいのです。便利ですね。
ですがその便利さの代償に動くことを忘れてしまいます
動くことを忘れてしまうと新しい発見をする機会が減り、似たような写真しか撮れなくなってしまいます。
それに単焦点の限られた画角にどのように収めようか、どの角度から撮るといい表現ができるかを考えながらとるほうが楽しいです。
単焦点で自分の足を動かし、いろいろな角度から撮る楽しさを実感してからズームレンズで幅を広げるのがおすすめの遊び方です。
そのような理由から管理人は初めからズームレンズに慣れるのはよくないんじゃないかなと考えています。
まとめ
ズームレンズキットのレンズはF値が高くボケにくいため、スマホで撮った写真と変わらないように思えて楽しめずカメラを辞めてしまう原因になってしまう可能性があります。
自分に合わなくてやめるなら仕方ないですが、楽しさに気づけずやめてしまうのはもったいないです。
なので初心者の方はズームレンズキットを買うのをやめてカメラ本体と単焦点レンズを購入して始めるのがおすすめです。
合うレンズを調べたりする手間はかかるものの、ズームレンズキットを買うのと本体とレンズを別々で買うのに金額の差はそこまで大きくありません。
このわずかな差で楽しめるはずだった趣味を楽しめなくなるのは非常にもったいないことなので避けましょう。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。